頭皮のかゆみの主な原因5つと7つの対策法

こんな症状で悩んでいませんか?

  • ・一日中掻いてしまう
  • ・髪が抜けてきた/くせ毛になってきた
  • ・嫌な臭いがする
  • ・赤みがある
  • ・かゆさで起きてしまう

頭皮の悩みは深刻です。どうにかしたい頭皮のかゆみ、原因を知ってしっかり対策しましょう。

かゆみの原因 5つ

頭皮のかゆみの原因は地肌に炎症が起きていることが考えられます。炎症が起きている場合、頭皮を清潔に保てば必ず治るというものではありません。清潔に保とうと頭を洗うことで血行がよくなりかゆみが増す方もいます。かゆみがひどくなったまま放っておくと、悪化し湿疹になってしまうこともありますので適切な対応が必要です。適切な対応をするためには何が原因で起こりえるのかを知ることも大切です。ここでは頭皮のかゆみの原因をご紹介します。

・頭皮へのダメージ
美容院でカラーリングやパーマを行うことにより頭皮にダメージを受け、それが炎症になってしまう場合があります。頭皮がもともと弱い方はもちろん、日焼けや乾燥により頭皮が敏感になっている時のパーマやカラーリングは、健康な頭皮に比べてダメージが大きいです。整髪料は頭皮につくと毛穴につまり、頭皮への負担になりますのでこちらもなるべく成分の優しいものを使いしっかりとあとで洗い流すようにしましょう。
・シャンプー・コンディショナーの洗い残し
シャンプー・コンディショナーをしっかりと流さないと頭皮への刺激になり地肌があれてしまいます。シャンプーに配合される合成界面活性剤はさっぱりとした洗い上がりになりますが、地肌に残ることで強い洗浄成分が刺激になる可能性が高いとされています。必ずとは言えませんが、シャンプーの洗い残しにより毛穴などの汚れが詰まることで毛穴がせまくなり、髪の毛が曲がって生えることで癖っ毛になることがあるようです。
・皮脂
脂質の多い食生活・ストレスなどにより皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まることで頭皮にトラブルが起きることがあります。毛穴が皮脂で詰まると、毛穴から皮脂と一緒に分泌されるはずの老廃物が排出されなくなってしまいます。酸化した皮脂は過酸化脂質という刺激物質に変わり、肌へ刺激を与え、そこから炎症に繋がる場合があります。また皮脂が酸化することで脂の臭いが気になる方もいます。
・雑菌
皮脂が過剰に分泌されることにより、皮脂を好むマセラチア菌などの雑菌が増加し、マセラチア菌が皮脂を分解する時に発生する脂肪酸が原因で頭皮に炎症を起こします。
・乾燥
乾燥が進み、皮膚のバリア機能が低下すると少しの刺激でかゆみが生じます。過度な洗髪・温度が高めのお湯での洗髪は皮脂を過剰に洗い流してしまう可能性があります。ドライヤーで乾かした後にかゆみが出る場合は、乾かしすぎによる乾燥などの原因も考えられます。

病気の可能性も

頭皮のかゆみはただの頭皮トラブルだけとは言い切れません。なかなか自分では判断しづらいですが病気の可能性もありますので、心配なら病院へ行く必要があります。頭皮の病気をいくつか紹介いたしますので参考になさってください。

・乾癬
乾癬は赤い発疹の上にフケなどが出てくる症状の病気です。表皮の細胞が異常な速度でうまれかわることにより、どんどん皮膚がはがれ落ちてしまいます。皮膚に炎症が起きますのでかゆみが生じます。
・シラミ
シラミは人から感染し、成虫はもちろん、幼虫も血液を吸って成長します。血液を吸われることで頭皮には強いかゆみが出ます。
・水虫
白癬菌に感染することにより、頭皮のかゆみ、フケ、脱毛を引き起こします。カビの一種なので、湿った場所を好みます。汗をかきやすい方、帽子をよくかぶる方は注意が必要です。
・アトピー
アトピー肌の方はもともと肌のバリア機能が弱いので、肌が乾燥しやすく刺激を受けやすい状態にあります。そのような肌ではアレルゲン物質の刺激をすぐに受けてしまい、その刺激で肌にかゆみを生じます。寝ていても起きてしまうほどの強いかゆみがある場合もあります。

シャンプー選び

シャンプーが頭皮トラブルの原因になっている場合も多くあります。今まで使ってきたシャンプーを変えるとかゆみが出たという方もいますので、自分に合ったシャンプーを探すことが大切です。

頭皮の皮脂が多くベタついている場合には、洗浄力の効果が高いシャンプーを試してみると良いでしょう。頭皮は体の中でも毛穴が多く、顔の中でも脂の出やすいTゾーンの2倍もの脂が出る場所と言われています。そのため、皮脂がたまりやすく、毎日のシャンプーでしっかりと皮脂を取り除くことが大事です。

頭皮が乾燥してかゆみを感じる場合には、洗浄力が優しいタイプのシャンプーに変えましょう。皮脂を取りすぎて頭皮が乾燥すると、炎症を発生させたり、フケやかゆみ、放っておくと抜け毛、薄毛など重大な頭皮トラブルに繋がる恐れがあります。

また、季節によって乾燥を引き起こしていることもあります。冬は特に乾燥しやすく、夏の間はかゆみを感じなかった頭皮も、冬になり急にかゆみを感じることもあります。そのような場合も、自分の頭皮の変化に応じてシャンプーを変更すると良いでしょう。

さらに頭皮だけでなく、手足や顔など他の肌部分が乾燥しやすい人は、頭皮も乾燥しやすい傾向があります。頭皮も皮膚の一部。頭皮だけ特別と考えず、体全体の自分の肌質を考えてケアしましょう。

現在、洗浄力の強いタイプのシャンプーを使っているにも関わらず、皮脂量が多いという場合は特に気を付けましょう。この場合も、思い切ってマイルドな洗浄力のシャンプーに切り替えてみるのがおすすめです。皮脂が多いのに、マイルドな洗浄力で大丈夫なの?と不安に思われるかもしれませんが、皮脂には頭皮を守る大切な役割もあり、必要な皮脂は残しておかなければなりません。しかし洗浄力が自分の頭皮より強いことで、必要な皮脂まで取りすぎている場合もあります。そうなると、頭皮は自衛のために皮脂を必要以上に分泌してしまいます。

乾燥している頭皮の場合はもちろん、皮脂が過剰分泌している場合にも、マイルドな洗浄力のシャンプーを選ぶことで、頭皮のトラブルの改善が期待できるでしょう。

シャンプーはおおまかに3種類にわけることが出来ます。

・高級アルコール系シャンプー
市販のシャンプーにはこちらの高級アルコール系シャンプーが多いです。ラウリル硫酸Naやラウレス硫酸TEAなどを使用し、高い洗浄力を持っています。頭皮が乾燥しやすい方、敏感な方は洗浄力が高すぎて乾燥しやすく感じる可能性が高いです。
・石鹸シャンプー
その名の通り石鹸素地や脂肪酸Naなどの石鹸成分を用いて作られたシャンプーです。石鹸素地を使っており高い洗浄力があるので皮脂をしっかりと流します。その上、肌に対する刺激は少なめです。しかしきちんと洗い流さないことで石鹸カスが頭皮に残り、トラブルの原因となってしまう方もいます。
・アミノ酸系シャンプー
アシルグルタミン酸やモノアルキルリン酸塩などのアミノ酸系界面活性剤を使用したシャンプーです。洗浄力が優しく頭皮が敏感な方におすすめのシャンプーです。頭皮に炎症が出やすい方であれば、アミノ酸系シャンプーもおすすめです。頭皮への負担が少ないからです。もちろん一概に必ずアミノ酸系シャンプーなら肌に合うと言い切れる訳ではありませんが、他のシャンプーに比べて洗浄力が優しいため乾燥しづらいでしょう。

洗髪方法

1.ブラッシング
髪を濡らす前にしっかりとブラッシングします。髪の毛に付いた汚れのほとんどはブラッシングでとれると言われています。
2.予洗い
シャンプーを付ける前にしっかりとお湯で髪の毛・頭皮を洗います。お湯の温度は高すぎると皮脂を落としすぎてしまうため、設定温度を38℃位にしましょう。お湯で洗うことで汚れが落ち、シャンプーをする時の泡立ちが良くなります。
3.シャンプー
シャンプーは泡立ててから頭皮にのせて洗っていきます。髪の毛を洗うのではなく、頭皮を洗うというイメージを持って指の腹の部分で優しくマッサージしながら洗いましょう。マッサージしながら洗うと血行も良くなり、毛穴の汚れも落ちます。すすぎはしっかりと3分から5分くらいすすぎ、頭皮トラブルの元となる洗い残しがないようにします。
4.コンディショナー
ヘアケア剤であるコンディショナーは毛先部分にのみ使用します。毛先の水分を切り、コンディショナーを塗りましょう。傷んでいる部分、乾燥しやすい部分の指通りを良くしてうるおいを与える目的で使用しますので、痛みの少ない根元部分や頭皮に付ける必用はありません。頭皮に付けることで毛穴が詰まる原因になるからです。すすぎはしっかりと行いましょう。
5.ドライ
洗髪後はできるだけタオルドライします。この時ごしごしと拭いてしまうと髪・頭皮へ刺激になるため、優しくトントンと抑えるように拭きとっていきます。ある程度水分をとることができたらドライヤーで乾かします。大体8割くらいを乾かすイメージでドライヤーを使うと乾燥しすぎません。ドライヤーを使わずに自然乾燥させると、濡れた状態が長く続き雑菌が繁殖しやすいので必ず乾かすようにしましょう。

食事・サプリ

頭皮の状態を整えるには食生活の改善も大切なポイントです。野菜をなかなかとれないバランスの悪い食生活が続くと、ビタミンが不足し肌荒れを引き起こしやすくなります。ここでは肌に良いとされるビタミンB群の中から、特に肌に良いとされるビタミンB2とビタミンB6についてご紹介します。

・ビタミンB2
ビタミンB2は皮膚・粘膜、毛髪の再生などを手助けする栄養素です。脂質の代謝を促してくれる働きもあります。体の中にためられないので毎日摂取する必要があります。レバーやうなぎ、ヨーグルト、納豆などに多く含まれます。
・ビタミンB6
ビタミンB6は肌のターンオーバー、皮脂の分泌を整える働きのある栄養素です。また、肌の炎症を抑える力があるとされています。ビタミンB6はレバーやまぐろ、さんま、さばなどの魚類や、ごま、にんにく、豆乳にも含まれます。
ストレスフリー
生活習慣の乱れは体へのストレスになります。夜きちんと寝ないと肌のサイクルが正常に行われにくくなってしまいます。特に成長ホルモンが活発に働く22時から2時の間は出来れば睡眠をとりたい時間です。また、精神的なストレスがホルモンバランスを乱し肌荒れに繋がることもあります。イライラを発散させる方法を身に付け、ストレスをためないようにしましょう。
保湿剤
シャンプーを洗浄力の優しいものに変えたけれどどうしても乾燥する、という場合は頭皮に化粧水を使用してもかまいません。しかし、ただ水分を与えるだけの化粧水だと使用した後そのまま水分が飛んでしまい、乾燥がひどくなる恐れがありますので、ある程度の保湿成分が含まれたものが良いでしょう。頭皮と顔は繋がっているので、顔に使って問題のないものならば頭皮に使っても問題はありません。頭皮は顔と比べて皮脂線が多いので、ローションやオイルなどを使用すると毛穴が詰まる原因になる可能性があります。油分の多いものを頭皮に塗るのは避けた方が無難です。
頭皮マッサージ
頭皮マッサージは血行促進により、新陳代謝をよくすることが出来ます。肌のターンオーバーを正常化させ、肌の内側に栄養を行きわたらせることで頭皮環境の改善をはかれます。頭皮マッサージは指の腹で円を描くようにします。長くしすぎると頭皮の負担になるため5分くらいを目安に行います。シャンプー前などに行う場合は専用のオイルを使って、週に1度スカルプケアをするのも良いでしょう。頭皮の乾燥予防にもなります。
市販薬
どうしてもかゆみがおさまらない場合は抗炎症作用のある塗り薬を使用します。ひどい場合はステロイド剤を医師の処方で使用しましょう。真菌が原因となる脂漏性皮膚炎の診断を受けた場合は、抗真菌作用のある塗り薬を使用します。抗菌作用のみの塗り薬では炎症はおさまらないので、症状によって薬を使い分ける必要があります。

まとめ

頭皮のかゆみについてご紹介しましたがいかがでしたか。頭皮のかゆみは自分で解決できるものもありますが、病気が原因で発生する場合もあります。心配な時は専門家である皮膚科医の診察を受け、早めに対応することで悪化を防げます。慢性化する病気もありますので、気を付けましょう。