洗っているのになぜか頭がフケだらけ…どうしたらいいの!

肩にパラパラと落ちるフケや髪の毛に絡みついているフケ、髪の毛をしっかり洗っているはずなのにフケが多いのはなぜだろうと悩んでいませんか?フケが多い原因や考えられる病気、対策方法について解説します。

パラパラフケが多い原因は乾燥

パラパラとした細かいフケは頭皮の乾燥が原因です。皮脂が不足すると頭皮は水分を保つことができなくなり乾燥します。乾燥によって角質の結合力が弱まるので、小さい細かいフケが発生します。

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髪の毛や頭皮にべったりつくフケが多い原因は過剰な皮脂

頭皮や髪の毛にくっついている湿った感じの大きめのフケは過剰な皮脂が原因です。分泌される皮脂が多いとフケに皮脂や水分が多く含まれているため、角質の結合力が強く、比較的大きなフケが発生します。

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そのフケ、実は病気かもしれません

自分のフケの症状は乾燥フケ、もしくは脂性フケだと思っていても実はただのフケではない可能性もあります。ひどいフケは脂漏性皮膚炎といった皮膚の病気に該当する場合が多いのですが、脂漏性皮膚炎以外にも可能性のある病気について説明します。

脂漏性(しろうせい)皮膚炎
皮脂腺が多く存在していて、皮脂の分泌の多い頭皮や鼻の周り、耳の後ろ、わきの下や太ももの付け根などに起こりやすい皮膚の病気です。皮膚が荒れて乾燥し、かゆみや赤みをともない、皮膚が剥がれ落ちてきます。頭皮にできると剥がれた皮膚をフケと勘違いしてしまう場合も多くあります。脂漏性皮膚炎になる原因はいくつかありますが、ほとんどが人間の皮膚の常在菌であるマラセチアという真菌(カビ)が原因となっています。マラセチア菌は皮脂をエサとしています。皮脂が過剰に分泌されると、それをエサとしているマラセチア菌も異常繁殖します。マラセチア菌は皮脂の中の中性脂肪を酵素で分解し、脂肪酸という肌に刺激を与える酸を排出していきます。異常繁殖したマラセチア菌が排出する大量の脂肪酸は炎症や痛み、フケを引き起こしてしまうのです。他の原因としては、ビタミンB不足、シャンプー時のすすぎ不足、生活習慣の乱れやストレス等があります。脂漏性皮膚炎は放っておくと皮脂が酸化していき、加齢臭のような嫌なニオイを放つ原因にもなってしまいます。
しらくも(頭部白癬菌)
しらくもになるとフケやかゆみ、髪の毛が抜けやすくなるといった症状があらわれます。原因は白癬菌の感染です。白癬菌とは真菌の一種で、足の指や爪に感染したものは水虫と呼びます。白癬菌はジメジメとした湿度が高い環境が好みです。そのため汗をかきやすく、帽子等によってさらに蒸れた状態になりやすい頭皮は菌にとって絶好の環境です。白癬菌は帽子やタオルを共用することで人から人へと感染します。また、しらくもの症状が見られる人は、水虫をはじめ、他の場所にも白癬菌の感染が見られることが多くあります。感染した場所に触れた手で頭皮や髪の毛に触れることが原因で感染している可能性が考えられます。
しらみ
髪の毛の根元に白いものがついていて、取ろうとしてもなかなか取れない、頭皮を掻きむしるほどかゆい・・・。そんな症状の場合、しらみに感染している可能性があります。日本で人間に寄生するシラミは、「頭じらみ」と「毛じらみ」がほとんどです。成虫の大きさが1mm~2mmで、肉眼でも確認できます。髪の毛の根元にしがみついているのでフケと間違える場合がほとんどです。しらみは髪の毛の根元に卵を産みつけ、それが孵化し、どんどん数が増えていきます。また放置していても死滅しません。しっかりと駆除する必要があります。しらみはタオルの共用やプール等で感染します。
乾癬(かんせん)
皮膚が赤く発疹になって盛り上がり、その上に白く乾燥した角質が付着し、それがフケのようにぼろぼろとはがれ落ちる皮膚の病気です。無理にはがすと、出血することがあります。また、かゆみには個人差があるため、強いかゆみがともなう人もいれば、全くない人もいます。乾癬の原因については様々な研究が進んでいますが、まだ解明されていません。もともと乾癬になりやすい体質があるようで、そこにストレスや感染症、薬等の様々な要因が加わって発症するのではないかと考えられています。人にうつる心配はありません。

フケを改善するための対策方法

フケを改善するにはどうしたらいいのでしょうか。今すぐにできる対策についてまとめました。

1.シャンプー
使用しているシャンプー剤を見直してみましょう。洗浄力が強すぎるシャンプーで皮脂を落とし過ぎると乾燥や皮脂の過多につながり、フケの原因となってしまいます。頭皮のことを考えた優しい成分配合のシャンプーがオススメです。洗い上がりがマイルドなアミノ酸系シャンプーや、皮脂がどうしても気になる場合は薬用シャンプーがよいでしょう。また、正しいシャンプー方法で皮脂を取りすぎない方法でしっかり洗いましょう。たっぷり泡立て、爪を立てずに、指の腹でマッサージするように洗い、すすぎは念入りにしっかりと。また、タオルドライをしてからドライヤーで乾かすことも忘れずに。濡れたままの湿気たっぷりの頭皮でいるとフケの原因にもなる雑菌が繁殖してしまいます。
2.頭皮ケア
凝り固まった頭皮は血行も悪く、十分な栄養を頭皮に行き渡らせることができません。頭皮のマッサージを行い、血行を促進させることは健やかな頭皮をつくるための第一歩。シャンプー時やシャンプー後だけでなく、仕事の合間のちょっとした時間にも取り入れると、スッキリリフレッシュにもなります。また、頭皮を乾燥させないように頭皮の化粧水や保湿剤を使って保湿をすることも大事です。
3.食生活
脂性フケの人は脂っぽい食べ物を好む傾向にあるようです。脂っぽい食事やスナック菓子等、皮脂が多くなるような食べものはやめましょう。栄養不足も栄養の偏りもよくありません。栄養バランスのとれた食事が大切です。積極的に摂取したいのがビタミンB2(レバー、カレイ、牛乳、納豆、卵、ヨーグルト等)、ビタミンA(レバー、あんこうの肝、うなぎ、モロヘイヤ、にんじん、パセリ、ほうれん草、春菊等)です。また魚や大豆製品をしっかり摂取することで、乾性フケの頭皮にもきちんとした栄養を摂り入れ、改善に導くことができます。
4.睡眠時間
睡眠時間が不足すると化粧ノリが悪くなるなど、翌日の肌のコンディションを左右しますよね。肌と同じように、睡眠不足は頭皮にとってもよくありません。睡眠は、体を休めるだけではなく、皮膚のターンオーバーをする時間でもあります。ゴールデンタイム(23時~2時)と言われる時間帯には成長ホルモンが活発になり、新しい皮膚や細胞を生み出します。そもそもフケはターンオーバーによってできた老廃物です。フケが多いということは頭皮のサイクルがおかしくなり、本来はフケにならないような角質も剥がれ落ちてしまっているのです。また、睡眠時間はストレスを感じることのない解放された時間です。そのため、睡眠不足が続くとストレスを溜めることにもつながります。
5.ストレス
ストレスは免疫力の低下にもつながります。ストレスが溜まると、ホルモンバランスの乱れによって皮脂が過剰に分泌されたり、頭皮が硬直して血行不良になったりします。また、フケを気にしすぎること自体がストレスの原因となってしまうという悪循環も発生する可能性があります。ストレス解消のために何か好きなことに集中する時間を作ったり、リラックスできる環境を作ったり、適度な運動で汗をかいたりすることもオススメです。