頭皮にフケやかさぶたが!原因や、シャンプーの選び方について紹介します。

いつも通り髪を洗っている、シャンプーを変えたわけでもない…それなのに頭にフケやかさぶたが!実はそれ、あなたの頭皮環境があまり良くないという証拠です。さらに悪化させてしまう前に原因を知って、しっかりと対策をしましょう。

頭皮にフケのような、かさぶたのような…一体なに?

何気なく頭皮に触れたとき、いつもと違う感触に気付いた経験はありませんか?薄い皮膚のようなものがはがれ落ちてきたり、かさぶたのように固く厚みのあるものができていたり、もしくはその両方ができていたり。これらが一体なにであるのか、詳しくご紹介します。

フケやかさぶたができてしまう理由

普段は見られないフケやかさぶたが頭皮に発生するのは、日常生活における些細なことから病気によるものまでいくつかの理由が考えられます。大したことはないだろうと軽く見ていると、悪化してしまったり薄毛につながってしまったりすることもあるため、しっかりとした原因究明と対策が必要です。頭皮に異変を引き起こす要因にはどのようなものがあるのでしょうか?

シャンプーがあっていない
まず、普段使用しているシャンプーが頭皮に合っていない可能性が挙げられます。「合っていない」というのは、シャンプーに使用されている成分が頭皮の刺激になってしまっている場合や、頭皮のタイプと合致しないシャンプーを選んでしまっている場合などを指します。どちらの場合も頭皮は化学的なストレスにさらされることとなり、フケやかさぶたの要因となります。
ヘアケア時に頭皮を傷つけている
良かれと思って行っているヘアケアが逆に頭皮を傷つけ、頭皮トラブルを引き起こしてしまっている場合もあります。たとえば、ヘアブラシでの強すぎるブラッシング。適度な刺激も得られ、血流が促進されるようなイメージがあるかもしれませんが、過度なブラッシングは、頭皮に負担となる行為です。またシャンプー後にきちんと乾かすことを怠り、髪や頭皮が生乾きのまま就寝するのもNGです。フケやかさぶたの原因となるのはもちろん、髪や頭皮・寝具などに雑菌が繁殖して嫌なにおいの発生源になってしまうこともあります。
生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れも、頭皮に悪影響を及ぼします。洗髪しない日がたびたびあったり、間違った洗髪をしていたりして、頭皮を不衛生な状態にすることは、フケやかさぶたの直接的な原因になりますが、睡眠不足やストレス・食生活の乱れなども、頭皮環境を悪化させる立派な要因なのです。
脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)
あまり聞きなれない方もいるかもしれませんが、脂漏性皮膚炎という症状が隠れている場合もあります。脂漏性皮膚炎にかかると、頭皮の炎症からかゆみ・フケ・かさぶたなどが発生します。また頭皮湿疹が長く続くのも、脂漏性皮膚炎の可能性があります。脂漏性皮膚炎はマラセチア菌という真菌(カビ)の増殖が原因となっています。このマラセチア菌は皮脂を栄養として増殖するため、皮脂が過剰分泌された頭皮を好んで繁殖します。マラセチア菌によって分解された皮脂は“脂肪酸”という物質に変わるのですが、この脂肪酸が頭皮の刺激となって炎症を起こし、フケ・かさぶたなどが増えてしまうのです。皮脂の過剰分泌は、ストレスや生活習慣・食生活の乱れなども大きく関係しますので、こういった生活習慣の乱れなども、脂漏性皮膚炎を引き起こす原因の1つと言えます。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の症状がフケやかさぶたとして頭皮に現れることもあります。皮脂が過剰分泌される脂漏性皮膚炎と違って、アトピー性皮膚炎の頭皮は乾燥状態にあります。そのため、表面がカサカサして剥離しやすくなっており、触れたり刺激を受けたりするとポロポロとはがれてきてしまいます。皮膚のようなものがはがれ落ちてくるフケが見られるケースの1つと言えます。アトピー性皮膚炎は強いかゆみをともなうことも多くあります。かゆみのために頭皮をかきむしって出血させてしまった場合、血液と滲出液が混ざりあってかさぶた状になります。頭皮に固く厚いかさぶたができた場合はアトピー性皮膚炎が原因となっている可能性も考えられます。

フケやかさぶたが出たときの対処法

では、フケやかさぶたができてしまった場合はどう対処すれば良いのでしょう?第一に大切なのは、“刺激を与えないこと”です。特にかさぶたに関してはついつい爪を立ててかいたり、はがしたりしてしまいたくなりますが、状態を悪化させるだけですのでやめましょう。前述した通り、大ぶりなフケやかさぶたは、頭皮が炎症を起こしているサインの可能性があります。脂漏性皮膚炎などの疑いもありますので、まずは皮膚科で診察を受けて、早めに炎症を抑えようにしましょう。また治療だけに頼らず、自ら行なえる対処法を取り入れることも大切です。治療と並行して以下のような方法を試してみることをおすすめします。頭皮への刺激をなるべく避け、改善が見られないようなら医師に相談しながら行なうようにしましょう。

シャンプーを変えてみる
頭皮に刺激の少ない成分を主成分としているシャンプー剤に、切り替えてみるのも1つの方法です。これまでずっと同じシャンプーを使っていたという場合も、体質が変わったり、ホルモンバランスが崩れたことで、シャンプーが合わなくなってしまうこともあります。これまでずっと使い続けてきたことで、頭皮への弱い刺激が積み重なって炎症を起こしている恐れもあります。
まずは、今使っているシャンプーがどのようなタイプのものか確認してみましょう。シャンプーには大きく分けて3種類あります。一般的に洗浄力が強めと言われているのは、高級アルコール系シャンプーと石鹸シャンプーです。石鹸シャンプーはパッケージにそのように記載されており、その成分を認識しやすいですが、高級アルコール系シャンプーはどのようなものか分からない方がほとんどでしょう。
実は、ドラッグストアなどで市販されているものの多くが高級アルコール系シャンプーです。普段何気なく手に取って使っているシャンプーがこのタイプである可能性が高いでしょう。成分表の中にラウリル硫酸や、ラウレス硫酸などと書かれていれば、高級アルコール系シャンプーです。洗浄力が強めなので、しっかりと皮脂を取ることができますが、取りすぎて乾燥を招きフケが発生するなど、頭皮トラブルの元になることもあります。今現在、このタイプのシャンプーを使っていて、フケなどが多く悩んでいる場合には、シャンプーを優しい洗浄力のものに変えてみるとよいでしょう。
アミノ酸系シャンプーは、アミノ酸系の界面活性剤を使用していることから、このように呼ばれています。この界面活性剤は、ココイルメチルアラニンNa、ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNaなどと表示されています。アミノ酸系シャンプーを試してみよう、と考える場合には成分表を見て、このような成分が含まれているものを選ぶと良いでしょう。
また、洗髪に浴槽のお湯などを使っている場合は、入浴剤の成分などにも注意してみてください。
ヘアケアを見直す
ヘアケアを根本から見直してみるのも良い試みです。くしやブラシの選び方、ドライヤーのかけ方、シャンプーの仕方、スタイリング剤の選び方や使い方…。本当に“頭皮にやさしいヘアケア”ができているでしょうか?また、ヘアカラーやパーマを頻繁に行なっていたのであれば、頻度を減らす必要があります。また、頭皮にやさしい薬剤に替えてもらったりすることもできますので、行きつけの美容院に相談してみましょう。やさしい頭皮ケアの1つとして、オリーブオイルを使用するのも良い方法です。100%天然成分なので、頭皮へ負担をかけることなく、頭皮の乾燥を抑えて保湿できます。かゆみ、フケ、抜け毛などのトラブル予防にも効果的です。
生活習慣の見直し
生活習慣の中でも、特に見直したいのが食生活。不規則な食生活は頭皮へも影響し、皮脂を過剰に分泌させることもあります。皮脂の過剰分泌は、炎症を起こしやすくする原因にもなり、フケやかさぶたの起こりやすい環境を作ってしまいます。そのため、暴飲暴食を避け、ジャンクフードやあぶらっこい食べ物、甘いものなどの過剰摂取を避けて、3食をバランス良く食べることを目標にしてください。また次のような栄養素をメニューに取り入れると、頭皮環境の改善により効果的です。
  • ・ビタミンA、C、E
  • ・βカロチン
  • ・ポリフェノール
  • ・オメガ-3脂肪酸
  • ・αリノレン酸、オレイン酸
これらの栄養素は頭皮に良いだけでなく、アンチエイジングや美容にも役立つため、積極的な摂取をおすすめします。その他、睡眠やストレス・頭皮や寝具の衛生状態などにも気を配り、規則正しい生活を送るように心がけましょう。

まとめ

原因がわからずに何となく不安になっていたフケや頭皮のかさぶた。自己判断をせずにまずは病院へ行き専門家の判断を仰ぎましょう。それと同時に、日常生活の中でも改善方法を試すことが解消への近道です。食事・ヘアケアなど、まずはできるところから始めてみましょう。