コスパ重視の罠、セルフまつ毛エクステはこんなに危険

「まつ毛エクステをしてみたいけどサロンは高くって」「忙しくてサロンに行く時間がない」という理由からセルフまつ毛エクステをする方が増えているようですが、それと同時にトラブルも多発しているようです。セルフで行うまつ毛エクステとはどういうものなのか、その危険性について説明してゆきます。

セルフでできるまつ毛エクステってどんなもの?

●まつ毛エクステとは?
まつ毛エクステとは、人工でできている毛をツイーザーという極細のピンセットを用いてグルーという専用の接着剤を付けて自分のまつげに直接つけてゆく美容技術です。自分の好みに合わせて、長さや太さ、カールや本数などが変えられます。「自分のまつげのように自然な仕上がりに」「つけまつげやマスカラのように取れたりにじんだりすることがない」「カールがついているので、ビューラーがいらずメイクが楽」と、幅広い年齢層に人気です。通常ですと、まつ毛エクステサロンで専門の技術者に施術を行ってもらいますが、「サロンに行くのが面倒」「自分でキットを買ってセルフで行った方が安い」等の理由から、セルフでまつ毛エクステをする人が増えています。
●どうやってセルフでまつげエクステをするの?
インターネット通販等でセルフまつ毛エクステの専用キットを購入して付ける方が多いようです。施術に必要なものは、目の周りを保護するテープ、まつ毛エクステの人工毛、グルー、エクステをオフするためのリムーバー、毛を付けるためのツイーザーです。保護テープを目の周りに貼り、ツイーザーで人工毛を取り、グルーを付け、鏡を見ながら自分のまつげ1本に対して1本ずつエクステを付けていきます。

セルフまつ毛エクステのメリット・デメリットについて

一見簡単そうに見えるまつ毛エクステですが、非常に高度な技術です。ここではセルフでまつ毛エクステを行った場合のメリット・デメリットについてご説明します。

●メリットはサロンに行くよりもコストがかからない
通常まつ毛エクステをサロンで施術してもらった場合の一回分の施術料金は、平均¥5000~¥10000ほどです。(つける本数によっても変わります)セルフのまつ毛エクステ専用キットを購入した場合は、だいたい¥10000ほどですが、何回か施術が可能なので、一度あたりの費用はもっと安くなります。また、自分の好きな時間につけることができるので、サロンに行く時間や待ち時間など、時間の節約になります。
●デメリットはツイーザーで目を傷つけてしまう可能性がある
まつ毛エクステの人工毛は0.1ミリ~0.2ミリ程度と大変細いため、それをつかむためのツイーザーは、大変鋭利にできています。目の周りは大変皮膚が薄く、粘膜などのデリケートな場所でもあるため、誤ってツイーザーで刺してしまい、皮膚や角膜、粘膜を傷つけてしまう恐れがあります。またツイーザー等の器具類をきちんと消毒しなかったために、目に雑菌等が入り、ものもらい等の疾患をおこす場合があります。
●グルーによるアレルギーが起きてしまう可能性がある
グルーは、薬事法で認められた化粧品ではありません。化学物質であり、揮発成分が含まれています。通常サロンで施術をしてもらう場合は両目を閉じた状態で行い、皮膚にグルーがつかないように、自まつ毛から1ミリ以上離してエクステを付けてゆきます。しかし、セルフでまつ毛エクステを行う場合、片目を閉じながら付ける、もしくは両目を開けた状態で行うため、グルーに含まれる有害物質が目にふれ、眼球が赤くなる・充血するなどのトラブルを引き起こす可能性があります。最悪の場合、グルーによるアレルギーを引き起こすおそれがあります。また不慣れな人がまつ毛エクステを付ける場合、グルーの量の調節ができず、皮膚に付けてしまったり、目にグルーが入ってしまうトラブルも多く起こっています。
●装着によるトラブル
まつ毛エクステは通常、自まつ毛1本に対して人工毛を1本付けてゆきますが、セルフで付けた場合、エクステ同士がくっついてしまう、複数の毛が絡んで1本がついてしまう、エクステが根元から浮いてきてしまうなどの現象が起こりえます。そのままの状態でいると、自まつ毛が根元から伸びてきたときに違和感を感じたり、根元から浮いた毛がまぶたに刺さったり、自まつ毛の毛根が痛んでしまい、抜け毛や切れ毛の原因になったりする可能性があります。

まとめ

現在、まつ毛エクステを人に施術するためには、国家資格である美容師免許が必要です。しかし、セルフでまつげエクステを付けたり、つけるための講習を行うことについては美容師免許はいらないのが現状です。簡単そうだから、安くできるから、という安易な気持ちで施術をしてしまったために、取り返しの付かないことになる可能性もあります。少しでも異変を感じたらすぐに眼科を受診されるようにして下さい。まつ毛エクステをする際には、きちんと美容所登録がされているサロンで美容師免許を持った技術者に施術をしてもらいましょう。またサロンを選ぶ際に、ただ「安いから」という理由だけでなく、衛生面や仕上がりの評判などもきちんと確認してから施術をうけるようにしましょう。